伝統の「S」を引き継いだその意図は何なのか? 「生産終了」が続くラインナップに一抹の不安

YAIRI(ヤイリ)といえば「K」と「S」がありフォークブームのアコギ全盛の70年代頃は、それぞれ独自にプロダクトを発表し事実評価の高かったブランド。

それが「S」の方が1982年に倒産。僕がアコギを始めたのが、1983年~1984年の頃なので、その「Sの良き時代」をリアルタイムで知る事はありませんが僕が尊敬する10歳年上の先輩は

『俺らの時代、YAIRIは「K」も「S」の高嶺の花だった』

と遠い目で語ってくれたほど。

さて、倒産後そのブランド名のみが引き継がれ、現在はキョーリツコーポレーションのラインナップとして販売されている「S」こと「S.YAIRI」。


中国生産の手に届く価格帯でアコギを販売されていますが、少し気になる事が。それは

ラインナップが縮小しているのでは...という懸念

あくまでホームページ上のことですが、例えばオール単板で上位の「Historic Series」はすべてが生産中止となりトップ単板の普及帯「Traditional Series」も多くが生産中止に。残っているのは、「Compact-Acoustic Series」と「Limited Series」のみ。

いわゆるコンパクトギターと限定モデルという事になり、アコギブランドとしては定番モデルを発売していないという事態。

確かに、このブランドにおいての定番モデルの需要はどうか?

と聞かれると「S」を選ぶ理由が大きく見当たらないのも事実。そう考えれば

コンパクトギターや限定モデル

でのラインラップでの差別化を図るのもうなずけます。

では、「S」の名を引き継いだ意志は何なのか?

永久ネック保証を歌ったかつての「S.YAIRI」のようにユーザーに末永く使っていただこうという気合はないのか。

...そんな苦言を言いたくなるほど寂しい

「生産終了」のオンパレードです。

※参考サイト
S.YAIRI 公式ページ by キョーリツコーポレーション

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